Space S 10周年記念展Part?  
菅沼 荘二郎 展
風狂の詩人寒山をイメージして

2001年11月6日(火)〜12月15日(土)
菅沼壮二郎展案内へ
絵の題名 : 波間に漂う円  20号 油彩

  
 水墨画のモチーフ、寒山拾得から受けるイメージをテーマに現代的に描く。 
 彼は今年「となり
町の寒山」という本を出版。 
 この書で禅と現代アートを比較している。
 今を生きる風狂と思える
変わった人物を寒山に見立てて書いた。
 とりとめのない人物像の裏に、本来の人間性、原発性を
見る。
 この事が現代アートとつながるという持論だ。 形式にとらわれない自由の良さだ。

 禅僧仙崖、白隠の絵、民画大津絵に興味を持つと言う。




space S の原点は 菅沼先生の絵でした。こんな素朴で心楽しくなる絵に出会えたことで 難しいばかりと思った現代アートがとても身近になりました。
 1970年代渡欧され パリでの生活 そしてサロン・ド・ドートンヌの入選。更にニュー・ヨークでの作品発表を通して知己になられた ニョー・ヨークの素晴らしいアーチスト達との交遊。 そしてその貴重な体験と 独自の芸術論は 私の勉強の宝庫です。阿佐ヶ谷のアトリエで 知的障害児の絵を通した指導を始め 老若男女が楽しく 且つ自由に絵を描く場になっています。画廊オープン時の先生の個展から10年が過ぎ 久し振りの個展です。ここ数年取組んでおられる 「寒山拾得」のテーマです。
 
ギャラリーspace S
              安藤 寿美子