世田谷の住宅地でオープンした小さな画廊も 今年21年目に入りました。
美術の世界に詳しくない主婦が 「現代アートとは なんぞや?」と 自分のレベル
で考えながらやってきました。
このような画廊の役割は 今まであまりアートに縁の無かった人達に 気楽に来て
頂き まず見てもらう事。 出来るだけ作家の方ととも話す機会を作り 馴染みにくかった
現代アートに見慣れてもらい 自分の目と感性を磨いてもらう事です。
しかし 欧米人と違い 日本人は家屋の事情から まだ絵画を見る習慣が浅く
自信が無いように見受けられ 作品を並べてただ紹介する事に限界も感じています。
オープン10年目は新しい試みとして 「ギャラリーハウス」 プロジェクトを実現しました。
家を丸ごとギャラリーにしインテリヤの一部として美術作品を飾り更に一緒にアートの楽しみ方を考え
住宅全体を文化の発信基地にしています。
身近な周辺文化を充実させる事で次世代の子供達に自然に芸術文化を享授してもらいたいと願っています。
このホームページからも 身の丈に合った 易しいさまざまなアートを発信していくつもりです。
もう一つのこれからの提案として それぞれの主婦が自宅の一間に(居間、ダイニング、キッチン、
ガーデン や テラスのどれか)を 1年に一回 2~3日ギャラリーにしてみる。
これはどんなカルチャーセンターに行くより 自分の勉強になると思うのです。
(詳しくない主婦)
画廊を開く前まで まったく美術の勉強をした事がありませんでした。
(自分のレベル)アートを感じるのに難しい理屈はいりません。究極の好きか嫌いかです。
(自分の目と感性を磨く)
芸術は心のたべもの 「心グルメ」の空間 それが space S
(家を丸ごとギャラリー)
よそ行きの画廊でなく 人が実際生活する空間にアートを置いてみる 提案型画廊。
(身近な周辺文化)
住宅は単に「衣食住」を満たすだけでなく 視点を変えればとてもクリエイティブな
場となり得ます。
(易しいさまざまなアート)
難しい表現は人様にお任せして 私は自分のレベル 易しい表現でアートを語りたい。
(主婦が自宅の一間)
1年に2~3日でも自宅を若いアーティストに開放し 自分で一切を取り仕切って展覧
回を企画してみる。どんなカルチャーセンターに通うより勉強になる。そしてそれは
やり続ける事に意義があります。
(エプシュタインの事)
10年前 彼女の絵に出会ったことが 画廊オープンの直接のきっかけになり 又画廊
の方向性がきまったように思います。絵を通して長いお付き合いになりましたが 今
回の彼女の初来日により 始めて会うのです。 電話とFAXの時代を経て 半年前か
らのE-mailのやりとり。こんな素晴
らしい世界を与えてくれた事に感謝の気持ちを伝えたら 10周年展の為に駆けつけて
くれました。